兵庫県、東京や大阪との往来自粛要請へ コロナ拡大で

兵庫県は24日、東京都や大阪府など新型コロナウイルスの感染が急拡大する地域との往来自粛を県民に要請する方針だ。井戸敏三知事は同日午前の記者会見で、午後に開催する県対策本部会議で「(往来自粛を要請する)方向で検討したい」と述べた。県内ではここ最近、新規の感染者数が100人を超える日が続き、23日午前0時現在で入院患者による病床使用率は69.7%と高水準にある。
井戸知事は会見で、新型コロナ対策の強化を盛り込んだ2020年度12月補正予算案を発表した。総額は公営企業会計を含めて12億3800万円。県立加古川医療センター(兵庫県加古川市)に重症患者専用の臨時病棟を新設し、21年3月の開設をめざす。プレハブ平屋建てで12床を確保する。県内では神戸市立医療センター中央市民病院に続き、2カ所目となる。