次は火星衛星の砂 JAXA、100倍の要求に挑戦
宇宙大航海に挑む(2)
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世界で初めて小惑星のかけらを地球に持ち帰った初代「はやぶさ」。小惑星への着陸に2回成功し、まもなく地球に帰還する「はやぶさ2」。探査機が天体から物質を持ち帰る「サンプルリターン」が日本のお家芸と呼べる技術に育つなか、第3弾のプロジェクトも本格的に動き始めた。次なる目的地は火星の衛星フォボス。火星衛星探査計画「MMX」で砂や石を採取する装置の開発を担うのが宇宙航空研究開発機構(JAXA)の主任研究...

宇宙が日本の技術によって身近な存在になりつつある。小惑星探査機「はやぶさ2」がまもなく地球に戻ってくるほか、安価で高品質のロケットの開発も進む。宇宙大航海に挑む技術者を追う。