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米ドルに売り、18年安値に再接近 財政やワクチン期待

外国為替市場で再びドル安強まる=ロイター

【ニューヨーク=宮本岳則】外国為替市場でドルを売る動きが広がってきた。総合的な通貨の強さを示す「ドル指数」は米東部時間23日の早朝に下落し、2018年5月以来の安値に近づいた。新型コロナウイルス予防ワクチンの配布で経済正常化が近づくとの見方に加え、財政出動への期待も浮上する。投資家がリスク選好を強め、ドル離れにつながった。

米インターコンチネンタル取引所(ICE)の算出するドル指数は、米東部時間23日午前7時台に一時、92.016まで下落した。18年5月につけた直近安値(91.799)に再び接近した。もっとも米ドルは売り一巡後に買い戻され、午後3時時点では92台半ばで推移した。

米ファイザーなど製薬各社の開発する新型コロナ予防ワクチンが高い有効性を示し、早ければ12月にも配布が始まる見通しとなった。米トランプ政権が南部ジョージア州の上院決選投票に向けて、財政出動を打ち出すとの観測もある。景気回復が早まるとの見方から、投資家はリスクをとりやすくなった。米投資家マネーの一部は高い利回りを求め、新興国や資源国の資産に向かい、ドル売りの一因になった。

ドル安見通しが、投機的な取引を呼び込んでいる。米商品先物取引委員会(CFTC)が先週末に発表した通貨先物建玉報告よると、投機筋はユーロを対ドルで13万枚買い越しており、依然高い水準を維持する。「21年もドル安が続く」(米モルガン・スタンレー)との見方が増えており、投機筋はユーロ買い・ドル売りを膨らませやすくなっている。

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