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米メルク、バイオ医薬を買収 コロナ治療薬取り込み

(更新)

【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手メルクは23日、新型コロナウイルス治療薬を開発する米バイオ医薬のオンコイミューンを買収すると発表した。買収額は4億2500万ドル(約442億円)。メルクは新型コロナ治療薬を取り込み、同薬の製造・供給体制などを構築する。

米オンコイミューンは新型コロナ治療薬「CD24Fc」のほか、がんや自己免疫疾患の治療薬を開発する。新型コロナ治療薬関連を除く事業は、買収完了前にスピンアウト(分離・独立)させる。メルクは発行済み株式の全てを現金で取得し、2020年末までに買収を完了する見通しだ。

「CD24Fc」は、重度の新型コロナ患者向けの治療薬。臨床試験(治験)の中間分析によると、人工呼吸器を必要とする入院患者に対して呼吸不全と死亡のリスクを50%減少させる効果が確認されている。メルクが買収することで、課題となっていた製造・供給能力を強化する狙い。

メルクは5月、買収や協業を通じて新型コロナのワクチンや治療薬を開発する方針を示し、オーストリアのバイオ医薬を買収すると発表していた。

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