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米国務長官にブリンケン氏 バイデン氏が発表

大統領特使にケリー元国務長官

(更新)
オバマ前政権で国務副長官を務めたアントニー・ブリンケン氏(2015年)=ロイター

【ワシントン=永沢毅】米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領の政権移行チームは23日、外交・安全保障分野の主な人事を発表した。国務長官にオバマ前政権で国務副長官などを務めたアントニー・ブリンケン氏(58)を起用。元国務長官のジョン・ケリー氏(76)を新設する気候変動問題の大統領特使にあてる。

国家安全保障担当の大統領補佐官にはジェーク・サリバン氏(43)を起用する。いずれも外交分野での実務経験が豊富な顔ぶれだ。トランプ政権の「米国第一」の外交を転換し、国際協調や同盟国との連携を重視するバイデン氏の外交政策を支える。

このほか、バイデン氏は国連大使に元国務次官補の黒人女性、リンダ・トーマスグリーンフィールド氏(68)を、国土安全保障長官に中南米(ヒスパニック)系のアレハンドロ・マヨルカス氏(60)をそれぞれ起用。情報機関を束ねる国家情報長官には元米中央情報局(CIA)副長官で女性のアブリル・ヘインズ氏(51)をあてる。

国務長官と国土安全保障長官、国家情報長官、国連大使は就任に上院の承認が必要となる。バイデン氏は声明で「大統領への就任初日から対応できるチームが必要だ。いずれも経験豊富で危機への対処も手慣れた面々だ」と強調した。24日に地元の東部デラウェア州で記者会見に臨み、起用の狙いなどを説明する。

大統領特使となるケリー氏はバイデン氏の上院議員時代からの盟友で、民主党の重鎮だ。2004年大統領選の民主党候補で、ブッシュ元大統領(第43代)に敗れた。オバマ前政権で国務長官に就任し、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」やイラン核合意の実現を主導した。バイデン氏の気候変動への姿勢を鮮明にした人事だ。

バイデン氏の人選は性別や人種の多様性も意識している。23日に公表した6人の高官のうち、女性は2人。黒人、キューバ系のヒスパニックがそれぞれ1人ずつだった。

安保分野で残る焦点は国防長官の人事だ。オバマ前大統領が国防長官への起用を検討したことがある女性のフロノイ元国防次官や、イラク戦争への従軍経験のあるタイ系女性のダックワース上院議員らの名前が浮上している。

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