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巨人打線の奮起、カギ握る丸のバット 日本シリーズ

プロ野球のSMBC日本シリーズ2020は24日に福岡市のペイペイドームで第3戦を迎える。2連勝のソフトバンクは、プロ野球記録となる日本シリーズでの連勝を10に伸ばした。投打に圧倒され、波に乗れない巨人は敵地で一矢報いることができるか。

第2戦の6回巨人1死一、二塁、好機で空振り三振に倒れた丸=共同

第2戦で13得点を挙げたソフトバンク打線は脅威。巨人の投手陣はここまで7人が失点を喫した。投手陣を萎縮させないためにも、第2戦まで取れなかった先制点を挙げることが大切になる。走者をためてのクリーンアップの長打で閉塞感を打破し、重苦しい空気を変えたい。

打線で鍵を握るのは、5番に座ってきた丸になるだろう。第2戦まで8打数1安打。対するソフトバンクの5番、若手成長株の栗原が8打数7安打、打率8割7分5厘と大暴れしているのとは対照的に、元気のなさが目立つ。

相手エースの千賀と対決した第1戦は、力強い速球に完全に押された。第1打席で159キロの内角直球に手が出ず見逃し三振。坂本と岡本の連続四球で得た四回無死一、二塁では痛恨の遊ゴロ併殺打に倒れた。

第2戦は六回に坂本と岡本の連打で芽生えた反撃の好機で、左キラーの嘉弥真のスライダーにあえなく空振り三振。反撃ムードをしぼませブレーキとなった。

広島時代を含め、自身リーグ5連覇を果たした優勝請負人も、日本シリーズは苦手としている。22日までの通算成績は、67打数13安打の打率1割9分4厘。「逆シリーズ男」との雑音をかき消す殊勲の一打が勝負どころで出れば、意気消沈したチームは活気づく。

シリーズに挑むにあたり「やっぱり中心選手は非常に重要な役割を持っている。我々の野球をしっかりできるか、というところが最も重要。それに尽きる」と語っていた原監督。ソフトバンクの2戦目先発、石川は巨人打線を恐れるふうもなく、速球を大胆にテンポよく投げ込んだ。パワー自慢の相手投手陣を楽にさせないためにも、坂本、岡本、丸ら主軸打者がフルスイングで快音を響かせたい。

第2戦までにチーム唯一の打点(3)を挙げている8番ウィーラーの打順、パ・リーグの打者を知る捕手・炭谷の起用法などもポイントになりそう。日本シリーズでは本拠地14連勝中と圧倒的な強さを誇るソフトバンクの庭で、原監督がどんな手腕を見せるのか。独走でセ・リーグ2連覇を果たした意地を見せ、頂上決戦にふさわしい戦いを展開できるか。

(常広文太)

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