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バイデン氏、国務長官にブリンケン氏起用か 米報道

(更新)
オバマ前政権で国務副長官を務めたアントニー・ブリンケン氏(2015年)=ロイター

【ワシントン=永沢毅】複数の米メディアは22日、大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領が、オバマ前政権で国務副長官などを務めたアントニー・ブリンケン氏(58)を国務長官に起用する意向を固めたと報じた。24日にも発表する可能性があるとしている。

国務長官は政権の最重要閣僚の1人。ブリンケン氏はクリントン元大統領のスピーチライターや副大統領時代のバイデン氏の国家安全保障担当補佐官などを歴任し、外交分野を中心に豊富な実務経験がある。

トランプ政権下で亀裂が入った同盟国との関係修復や国際協調を重視する立場で、バイデン氏は国務長官に適任と判断したとみられる。手堅い手腕で共和党からも評価されており、就任に必要な上院での承認手続きも問題がないとみられている。

国務長官を巡っては、オバマ前政権で大統領補佐官や国連大使を歴任した黒人女性のスーザン・ライス氏(56)の名も浮上していた。ただ、ライス氏は2012年に起きた在リビアの米総領事館襲撃事件を巡る発言が批判を浴びたことがあり、承認手続きが難航する可能性が指摘されている。ライス氏はバイデン氏の副大統領候補にも取り沙汰された。

一方、米ブルームバーグ通信はバイデン氏がジェイク・サリバン氏(43)を国家安保担当の大統領補佐官に起用する見通しだとも報じた。サリバン氏も副大統領時代のバイデン氏の補佐官を務めたことがある。大統領選でもブリンケン氏とともに外交アドバイザーだった。

国家安保担当の補佐官はホワイトハウスで政権の外交・安保政策の司令塔となる閣僚級の重要ポストで、国家安全保障会議(NSC)の司会役を務める。就任には上院での承認手続きは必要ない。

米紙ワシントン・ポストは国連大使に元国務次官補の黒人女性、リンダ・トーマスグリーンフィールド氏(68)が指名される見通しと伝えている。

バイデン氏の閣僚人事を巡っては、同氏が次の大統領首席補佐官への起用を決めたロン・クレイン氏が22日、ABCテレビのインタビューで24日に第1弾を公表すると明らかにしていた。バイデン氏は重要閣僚のうち財務長官を決めたと公言している。

財務長官候補にはイエレン元米連邦準備理事会(FRB)議長や、オバマ前政権で財務次官(国際担当)を務めたブレイナードFRB理事らの名前が浮上する。国防長官には、オバマ前大統領が国防長官への起用を検討したことがある女性のフロノイ元国防次官や、イラク戦争への従軍経験のあるタイ系女性のダックワース上院議員らの名前が挙がっている。

大統領選で敗色が濃厚となっているトランプ大統領は政権移行に協力姿勢を示さず、法廷闘争を続けている。ただ、バイデン氏は人事を含めた体制整備の調整を着実に進めている。

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