「世相サンタ」も在宅モード 神戸・異人館、コロナ反映
今年はサンタもリモートで参加――。神戸・北野の異人館「うろこの家」で21日までに、1年間の話題のニュースや流行をサンタクロース人形で表す恒例の「世相サンタ」が画面越しに登場した。青いガウンに身を包み、新型コロナウイルスに対応する医療従事者への感謝を表現した。展示は12月25日まで。

サンタは高さ約3メートルの発泡スチロール製。菅義偉首相や、9月にテニスの全米オープンで優勝した大坂なおみ選手らとリモートで会話を楽しんでいる。
屋根には疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」や、亡くなったタレントの志村けんさんの人形も並んだ。
企画担当の崎原朝香さん(57)は「世界的に話題が新型コロナウイルス一色だったため、話題選びに苦心した。無事にこの時期を迎えられて良かった」と話した。
世相サンタは2009年に始まり、今年で12回目。昨年はワールドカップ日本大会で盛り上がったラグビーのユニホームを身に着け、「令和」の額縁を抱えた姿だった。〔共同〕