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子供に人気のRobloxが上場申請 コロナでゲーム活況

(更新)
小学生らに人気のゲーム「Roblox(ロブロックス)」の運営会社が上場を申請した

【シリコンバレー=佐藤浩実】新型コロナウイルス下のゲーム市場の活況が新規株式公開(IPO)を後押ししている。小学生らに人気のゲーム「Roblox(ロブロックス)」の運営会社がこのほど、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場を申請した。設立16年目の同社は今年に入り7割近く売上高を伸ばしており、IPOの好機と判断したようだ。

米カリフォルニア州に本社を置くロブロックスが19日、米証券取引委員会(SEC)に上場申請書類を提出した。資料によれば、2019年の売上高は4億8822万ドル(約510億円)。20年は1~9月までで5億8867万ドルとなり、前年同期と比べて68%増えた。直近では米欧を中心に毎日約3620万人が遊んでおり、日本を含むアジアの利用者も540万人いる。

ロブロックスの事業モデルは独特だ。同社が作ったゲームを販売するのではなく、利用者がゲームを手軽に開発できる仕組みと、他の利用者がそれらを遊べるプラットフォームを提供する。サッカーやレースなど様々なゲームがあり、ゲーム版の「ユーチューブ」のようなイメージだ。

ロブロックスはプレーヤーがゲーム内で着る「衣装」などを販売するほか、ゲームの開発者が得た収益の一部を手数料として受け取っている。現在活動している開発者の数は700万人にのぼり、日本ではロブロックス用のゲーム作りを習う教室など派生ビジネスも生まれている。

売り上げや利用者は急速に増えているが、サーバーなどへの投資もかさんでおり利益は出ていない。1~9月期の最終損失は2億321万ドルだった。多くのゲームと異なり12歳以下の利用者が5割超を占めるため、収益化が難航する可能性もある。

コロナ下のIPOでは、ゲーム開発用ソフトを手掛けるユニティ・ソフトウエアも9月にNYSEに上場した。同社の7~9月期の売上高は2億78万ドルで、前年同期と比べて53%増えた。好業績を背景に、株価は上場来8割上昇している。

コロナで家にとどまる時間が増えたことで、ゲーム関連市場は大きく拡大している。オランダの調査会社ニューズーによると、20年の世界のゲーム市場は1749億ドルとなり、19年より2割増える見通しだ。最近ではソニーの新型ゲーム機「プレイステーション5」や米エヌビディアがパソコンゲーム向けに販売しているGPU(画像処理半導体)の品薄も目立っている。

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