飛ばし屋・勝、パー5でバーディー量産
首位と1打差の3位の勝は「とりあえず飛ばして楽にゴルフをしたい」と決勝ラウンドの抱負を述べた。この日も同組で回った鈴木、イ・ボミの現・元賞金女王をティーショットで再三、20~30ヤード置き去りにした。

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「ドライバーが飛ぶおかげで2打目はほとんどショートアイアンで、ラフからでもスピンがかけられるのは強み」。今年から1つ減って3ホールになったパー5の9、11、17番でバーディーを重ね、朝は濃霧による視界不良の中断、午後は風が吹き、気温の低下と次々に天のいたずらに見舞われながら、確率の高い攻めで着実にスコアを伸ばした。
3週前の三菱電機女子で2学年下のルーキー、西村に逆転を許し、優勝をさらわれた。「下の子たち、今は調子がいい。見て盗んでいけたら」。とはいえ試合に負けて悔しくないはずもなく、「今年中に勝ちたい」と心中期するものはある。2年前、プロ初優勝を挙げた「すごくいいイメージのゴルフ場」。余裕さえうかがえる笑みがこぼれる。
(串田孝義)