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埼玉県が県内クラスター分析、対策の不徹底や遅れ要因

埼玉県は福祉施設や医療機関、劇団など県内で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)における発生原因の分析結果を19日夜に公表した。マスクの着用法や3密回避など基本的な感染防止策の不徹底、検査の遅れといった複合的な要因を指摘した。

大野元裕知事は20日の記者会見で「重症化リスクの高いクラスターを抑止することが最大の対策になる。戦術的に優先順位をつけて対応したい」と語った。今後は福祉施設を中心にクラスター対策を強化する方針だ。

県の分析によると、医療機関や福祉施設のクラスターでは職員や入所者に発熱などの症状があったにもかかわらず、検査が遅れるなどして感染が広がったケースの多さを指摘。施設内の同じ場所で大勢が休憩や食事をして感染が広がった例も目立った。職員が不調でも無理して出勤しがちな環境も一因という。

10月にさいたま市の劇団で起きた大型クラスターは、80平方メートル程度の稽古場に60人以上が集まり、発声練習をするなどの過密した状況が主因となった。発声の機会が多かった人ほどマスクより飛沫が拡散しやすいマウスシールドを使用していたことも70人以上の感染者を生んだ原因とみる。

このほか当初からクラスターの発生源とされてきた「夜の街」の接待系飲食店やスナック、外国人コミュニティーなどの発生要因も分析した。

大野知事は「クラスターを抑えるには早期介入が不可欠だ。県が設置したクラスター対策チームなどは成果を上げているが、反省を込めて今後対応すべき点もある」と述べた。

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