法的懸念は払拭、押印脱却へ着々と
ハンコ文化を問う(下)
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長く続いてきた日本のハンコ文化が転換期を迎えている。10月に開いた規制改革推進会議で、菅義偉首相はすべての行政手続きについて書面や押印を抜本的に見直すよう指示した。必要性を検証し、これらの撤廃に向けて年内に関連する政省令改正を実施。法改正が必要なものは2021年の通常国会で関連法の一括改正を目指す。
菅首相の指示以前から、規制改革推進会議は日本の官民における押印慣行について検討を重ねてきた。そこで...
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