サンリオ、ドコモと提携 ピューロランドにVR導入

サンリオとNTTドコモは20日、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などを含む「XR」事業で業務提携すると発表した。テーマパーク「サンリオピューロランド」でのイベントでVRなどの活用を検討している。サンリオはデジタルを活用した事業の拡大を進めており、大手通信会社と組んでデジタルを生かしたコンテンツを新たなビジネスの柱に育てる。
サンリオピューロランドで米スタートアップのマジックリープが開発した複合現実(MR)用のウエアラブル端末を使い、キャラクターと触れ合えるといったイベントの開催を検討する。マジックリープにはドコモが出資している。
また、サンリオピューロランドの30周年を記念したデジタルの企画にドコモが協賛する。応募者がVR空間のピューロランド内を装飾し、優れた作品を表彰するといった企画だ。
ピューロランドは新型コロナウイルスの影響で休園後、ネット上でキャラクターと会える「オンラインキャラクターグリーティング」という有料のオンラインイベントを実施するなど、デジタルコンテンツの配信に力を入れている。今後はドコモと組み、XRや高速通信規格「5G」の技術を連携させて新しいコンテンツなどの提供を目指す。