映画「テネット」の魅力 文学者2人に聞く
公開から2カ月以上、なお続く上映
[有料会員限定]
クリストファー・ノーラン監督の新作映画「TENET テネット」が公開から2カ月以上たっても上映が続いている。本作の魅力について文学の視点から2人の識者に語ってもらった。
■自身からの任務への誠実さ(作家・古川日出男氏)
クリストファー・ノーラン監督には壮大な野心があったのだと思う。彼はたぶん「時間を目に見せることは可能か」と問い、これに「逆行する時間を具体的なイメージ(アクション場面など)で示せれば...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1446文字