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中国、トイレや浴室をスマート化 操作を音声で指示

水回り用品の製造・販売を手掛ける「大白衛浴(diiib)」が、戦略的資金調達を行ったことがわかった。出資者はスマホ・IoT家電大手のシャオミ(小米、xiaomi)と「順為資本(Shunwei Capital)」。調達した資金は製品のスマート化に使われる。

2018年9月に創業された同社は、浴室、キッチン、ベランダで使われる水まわり用品を専門とする。現在販売しているのは蛇口、シャワーヘッド、シャワーブース、便器、排水口など。同社はこれまで100以上の特許、200以上の実用新案を取得している。ECを中心とする販売も好調で、シャオミのECプラットフォームでは最優秀プロバイダー、最優秀イノベーション賞を受賞し、アリババ傘下の「天猫(Tmall)」ではスーパー新人賞を受賞した。

主力のトイレや浴室などの水回り用品はデザインも重視している(大白衛浴提供)

大白衛浴は製品のデザインを重視しており、著名なプロダクトデザイナー尹艶梅氏を共同創業者として招へいしている。尹氏が設計した排水口は、ドイツのレッドドットデザイン賞、iFデザイン賞、日本のグッドデザイン賞など権威ある賞を受賞し、ほかの製品もドイツ、日本の各種デザイン賞の受賞歴を持つ。

製品の品質や技術面において、大白衛浴は世界的大手企業と同じ部品を採用しており、スマート化も進めている。たとえば、同社の新製品であるボイスコントロール便器は、すべての操作を音声で指示することができ、ボタンの機能を覚えられない高齢者や幼児がいる家庭に人気がある。また、基本的な機能である洗浄機能でも、最も清潔に清掃できるサイホン式を採用している。

蛇口や排水口などこれまで100以上の特許を取得した(大白衛浴提供)

創業者兼CEOの林凱氏は、キッチン・水回り用品の設計において17年のキャリアを持ち、これまで100以上の特許と20以上の国際的なデザイン賞の受賞歴を持つ。前出の尹氏は、現職の前にサニタリー用品大手の「松霖衛浴工業(Solex)」の設計責任者、「九牧厨衛星(JOMOO)」のチーフデザイナーを歴任し、同業界で13年のキャリアを持つ。

大白衛浴の製品はクラウドファンディングを多用するのが特徴である。2018年11月、会社設立からわずか2カ月後に発売したキッチン用蛇口は、クラウドファンディングによって14日間で350万元(約5300万円)を集めた。その後も、2019年4月のシャワーヘッドのクラウドファンディングは13日間で822万元(約1億2000万円)、2019年11月のドレッサーは14日間で1200万元(約1億8000万円)、2019年12月のシャワーヘッドセットは14日間で831万元(約1億2000万円)を集めるなど、どれも好調である。

また、今年5月にはライブコマースによる販売も行い、有名インフルエンサーが行った5分間の配信で、シャワーヘッドを6200点以上販売し、売上高は168万元(約2500万円)に達した。

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中国語原文はこちら(https://36kr.com/p/942664532945796)

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