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英EU、コロナ感染で対面交渉休止 大詰め協議に懸念

(更新)

【ロンドン=中島裕介】英政府は19日夜(日本時間20日早朝)、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉について当面オンラインで行うことでEUと合意したと発表した。EU側の交渉チームに新型コロナウイルス検査の陽性者が出たため、安全が確認できるまで対面交渉を休止する。

英国のフロスト首席交渉官(左)とEUのバルニエ首席交渉官は両者とも新型コロナの症状を経験している(写真は3月、ブリュッセルにて)=AP

交渉は年内のとりまとめに向けて時間切れが迫る。対面で協議せずに交渉の大詰めの作業を進展できるかは不透明だ。

EUのバルニエ首席交渉官が19日に自身のツイッターで、交渉チームの一人がコロナ検査で陽性と診断されたと明らかにした。「(コロナに関する)規則に従って作業は続ける」とも述べ、オンライン会議で協議を続ける意向を示した。

英側のフロスト首席交渉官も「交渉チームの健康が最優先だ」とツイートし、対面交渉の休止に賛同した。バルニエ氏は3月にコロナ感染を公表し、フロスト氏も同時期にコロナの症状が出て自己隔離した経験がある。

交渉はEUを離脱した英国が加盟国と同等に扱われる年末までの移行期間中に、関税ゼロの貿易など現状に近いFTAを結べるかが焦点だ。年明けのFTA発効までには両者の議会での承認が必要なため、11月中旬までの交渉の進展が必要とみられていた。

交渉は首席交渉官級が合意文書案を持ち寄って協議する大詰めの段階に入っている。だが英海域でのEU漁船の操業の扱いなどで対立が続いており、合意に至るかどうかはまだ見通せない。決裂すれば、年明けに急に関税が発生するなど英国とEUの経済活動に混乱が及ぶ恐れがある。

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