北陸地銀、コロナ融資の不良債権化警戒 経営支援急ぐ
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北陸3県の地方銀行が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた融資先の支援に力を入れている。北陸銀行や富山銀行は組織横断で経営に助言する態勢を作った。資金需要が拡大して融資は大幅に増えたが、融資先の業績が回復しなければ不良債権になりかねない。各行は「正念場はこれから」と警戒を強める。
「金融機関の本当の意味での苦労は1~2年遅れて来る」。北陸銀行の庵栄伸頭取は2020年4~9月期決算記者会見の席でこう話した...
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