新潟工科大、魚沼市と包括連携 若者の県内定着目指す
新潟工科大学は19日、新潟県魚沼市と包括連携協定を結んだ。同大は2020年に燕市や南魚沼市と同様の協定を結んでおり、自治体では8例目。市内企業との連携を加速して卒業生の県内定着を進めるほか、県内からの入学者増加にもつなげたい考えだ。

既に魚沼地域の製造業などで構成する一般社団法人「魚沼ものづくり振興協議会」(魚沼市)と企業見学や製品の共同開発に取り組んできた。包括連携を市と締結し、大学との関係を強化する。
同大は09年から県内自治体と連携協定を結び始めた。県内出身の学生を増やし、卒業生が地元で就職する人材循環を目指す。小中学校教育でも連携し、24日には魚沼市内の中学校で同市出身の富永禎秀教授が出張講義をする予定だ。