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玉三郎「日本振袖始」で実演に復帰 12月の歌舞伎座

12月歌舞伎座公演について話す玉三郎(C)松竹

9月、10月の歌舞伎座(東京・中央)で、映像と舞踊を組み合わせたユニークな公演を披露してきた坂東玉三郎が、12月の歌舞伎座で通常の実演に戻る。夜7時すぎに始まる第4部「日本振袖始 大蛇退治」で、岩長姫(実はヤマタノオロチ)をつとめる。共演は尾上菊之助と中村梅枝。

「1時間で何ができるか、常に考えてきました」と話す。新型コロナウイルスの影響による休演から8月に再開した歌舞伎座では、現状、約1時間の公演を4部に分けて上演している。そんな中、玉三郎は熊本県の八千代座での経験を生かして、自身が歌舞伎座の奈落や楽屋を案内する映像と、舞踊を組み合わせる舞台を試みてきた。12月は「そろそろ歌舞伎らしいものをお見せしたい」と、華やかで立ち回りもある神話の世界を選んだ。

歌舞伎座の感染症対策は、日本でトップレベルの厳重なものだ。「楽屋でのちょっとした打ち合わせもできないなど、大変なことはあります。でもお客様には、劇場では現実を忘れていただきたい」。4部制によって、歌舞伎座でも夜の公演が生まれたことは、前向きにとらえている。「ヨーロッパでは当たり前ですよね」

今年はNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」にも正親町(おおぎまち)天皇の役で出演した。「(主演の)長谷川博己さんのお父様(建築史家の長谷川堯)と知り合いで、生前よくお目にかかった。そうしたら息子さんが大河の主役になって、じゃあ、ワンカットでも出なきゃね、とお話ししたことが発端です」。大河ドラマは初めてだ。「緊張しました、しかも役が帝(みかど)だし……。でも、作品の材料になり切る楽しみも味わえました」と笑顔を見せた。

(瀬崎久見子)

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