インドネシア・フィリピンがともに利下げ コロナ対応

東南アジア
2020/11/19 18:30
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【ジャカルタ=地曳航也、マニラ=遠藤淳】インドネシア中央銀行は18、19両日の政策決定会合で、政策金利を4%から3.75%に引き下げると決定した。フィリピン中銀も19日の金融政策委員会で、政策金利の翌日物借入金利を0.25%引き下げ、過去最低の2.0%にすると決めた。

インドネシアでは国内総生産(GDP)の6割を占める家計消費の回復が鈍い(9月、ジャカルタ)=ロイター

インドネシアの新型コロナウイルスの感染者数は50万人に迫り東南アジアで最も多い。フィリピンが域内でこれに次ぐ。両国ともコロナの収束が見通せず、景気回復の足取りが鈍く、利下げで経済を下支えする。

インドネシアの利下げは今年5回目となる。同中銀は7月に政策金利を4%に引き下げてから3カ月連続で据え置いてきた。9月から続いていたルピア安が一服し、通貨の下落圧力を伴う利下げに踏み切る余地が生まれたと判断した。

同国は2020年7~9月に2四半期連続のマイナス成長を記録し、1998年のアジア通貨危機後、初の景気後退局面に入っている。

フィリピンの利下げは3会合ぶり。20日から適用する。ジョクノ総裁は新型コロナの感染拡大の影響で経済の不確実性が強まっているとし「経済活動を後押しする継続的な支援が必要だ」と述べた。フィリピン中銀は今年に入り、累計で2.0%利下げしている。

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