神奈川県大和市、路上喫煙禁止を市内全域に拡大へ
神奈川県大和市は19日、路上喫煙を市内全域で禁止するため、路上喫煙防止条例を改正すると発表した。2021年4月の施行を目指す。現在は駅や学校周辺など公共性の高いエリアにとどめている。市内全域で禁止するのは神奈川県内で初めてという。
現行の条例では、大和・中央林間の両駅周辺での路上喫煙に2000円の過料を設けており、改正後も科す範囲は変えない。大木哲市長は過料を科さない地域について「実効性が乏しいと判断された場合は、過料も含めて実効性の確保に努めていきたい」と述べた。
喫煙所の設置場所も見直す。「(条例改正には賛成だが)喫煙場所を確保してほしい」との声が市民から寄せられており、ポイ捨て防止の観点から新設も検討する。一方、公園など受動喫煙が問題となる場所の喫煙所は撤去も視野に入れる。