長州産業、再生酒蔵の日本酒を山口知事に披露
太陽光機器製造の長州産業(山口県山陽小野田市)の岡本晋社長は19日、山口県の村岡嗣政知事を訪ね、子会社の長州酒造(同県下関市)が日本酒「天美 the first」を初出荷したと報告した。2018年に事業継承した蔵で初めて仕込んだ天美は「透明感があり、すっきりした味わい」(岡本社長)だという。

長州酒造は廃業寸前だった児玉酒造(下関市菊川町)を長州産業が取得して社名を変更。建物や設備を一新し、三重県から招いた女性杜氏(とうじ)の下で今秋初めての酒を仕込んだ。酒米には山口県産の「山田錦」を使った。
11月に初出荷した2000本は発売直後に売り切れ、年内出荷分も完売に近い状態という。村岡知事は「山口県の酒造りをさらに盛り上げてほしい」と激励した。
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