/

米アリゾナ州の市議会、TSMCの新工場計画を承認

台湾・新竹のTSMC本社=ロイター

【台北=中村裕】台湾積体電路製造(TSMC)が進出を予定する米アリゾナ州フェニックス市の市議会は18日、同社の進出計画を全会一致で承認した。工場進出に伴い、同市が周辺の道路整備などに総額約2億ドル(約210億円)を支出する案も承認した。TSMCの米進出計画が一歩、前進したものとみられる。

TSMCは10日、米国で新工場を運営する新会社を資本金35億ドルで設立すると発表したばかり。同市議会の承認を受け、早ければ、年末にもフェニックス市と工場建設に関わる計画で正式契約を結ぶもようだ。

同工場は、米中のハイテク戦争が続くなか米国が、半導体に強い台湾に接近し、トランプ政権が強く希望して誘致を成功させたことで知られる。5月に発表され、投資額は120億ドルの大型プロジェクト。TSMCとしては海外初の先端工場の位置づけだ。

ただ、正式決定に向けては依然、課題が多い。新工場を巡っては、民主党がトランプ米政権に対し、大統領選を有利に運ぶための共和党による同州への利益誘導案件だと批判し、計画撤回を求める動きがあった。バイデン大統領の誕生で、工場の計画自体が白紙になるとの見方も出ていた。

TSMCも新工場進出の条件として、米政府からの多額の補助金を前提としている。だが、米国が半導体業界の支援のために総額228億ドル超の巨額の補助金を提供するという法案が6月に提出されたものの、未承認のままだ。

TSMCの新工場建設が正式決定するには、補助金問題をクリアする必要があり、さらに時間を要するとみられる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン