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コロナワクチン、緊急承認で20年中に供給開始も

(更新)
新型コロナのワクチンは年内にも実用化される見通し=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手ファイザーは18日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンで95%の有効性が確認できたとして、数日以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請すると発表した。承認が下りるのは申請から数週間後とみられており、年内のワクチン実用化が見込まれている。

「歴史的な8カ月間のなか、この研究結果はパンデミックを終結させる重要な一歩となる」。ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は18日の声明でこう述べた。9日に臨床試験(治験)で有効性が9割超だったと発表していたが、最終分析では95%に達した。現時点で重大な副作用はみられていない。

FDAは治験参加者にワクチンの投与を終えてから、副作用が出やすいとされる2カ月間の経過観察を求めているほか、有効性は少なくとも50%と定めている。ファイザーはこうした要件を満たしたとして、ワクチンの緊急使用許可を申請する。

これにより、年内にもワクチンが実用化される見通しとなった。ファイザーとワクチンを共同開発するビオンテックのウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は同日、ロイター通信のインタビューに対して「12月中旬にも承認が下りる可能性がある」と述べた。米報道によると、FDAはワクチンに関する諮問委員会を12月8~10日に開く予定で、最終日となる10日にも承認の可否を決めるとの見方も出ている。

米当局も、数週間以内にワクチンが承認され、供給が始まる可能性に言及した。米保健福祉省のアレックス・アザール長官は同日、ファイザーとモデルナのワクチンについて「数週間以内に承認が下り、供給される可能性がある」と述べた。FDAが承認してから24時間以内に供給を開始する準備も整っているという。

モデルナは16日、有効性が94.5%だったとする初期データを発表しており、数週間以内にFDAに緊急使用許可を申請する見通しだ。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は17日、米メディアに対して「12月にも(優先される)医療従事者などの接種が始まるだろう」との見方を示していた。もっともすべての米国民がワクチンを接種できるのは最短で2021年4月とみられている。

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