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IOC会長が離日 機運醸成図るも時期悪く、感染者急増

(更新)
国立競技場を視察し、記者団の質問に答えるIOCのバッハ会長(17日、東京都新宿区)

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は18日、4日間の訪日日程を終えて離日した。2021年夏の東京五輪に向け、要人らとの面会を相次いでこなすなど国内外の機運醸成を図った。ただ、新型コロナウイルスの感染が再拡大する局面と重なり「タイミングが良くなかった」との声も上がっている。

バッハ氏は16日に菅義偉首相や大会組織委員会の森喜朗会長ら、関係機関トップと精力的に面会。17日は選手村(東京・中央)や国立競技場(同・新宿)を訪れ、大会の準備状況を称賛した。18日には大会スポンサーと面会し、開催に向けて準備する意向などを伝えたとみられる。

今回の訪日は日本や欧米で広がる五輪開催への懐疑論を払拭する狙いがあった。しかし、大会組織委の幹部は「結果的に機運の醸成の演出に雲がかかる、まずいタイミングになった」と漏らす。

バッハ氏が来日意向を示した9月下旬以降、感染状況は悪化。10~11月に欧州諸国がロックダウン(都市封鎖)を含む行動制限に踏みきり、来日前日の14日は国内感染者が過去最多を更新した。来春の再来日の意向も示しており引き続き開催ムードを高めたい考えだ。

大会に向けて準備状況を確認する組織委とIOCなどによる合同事務折衝も18日、3日間の全日程を終えた。新型コロナ対策を中心に協議し、バッハ氏も16日に参加。海外からの選手らにワクチン接種を呼び掛け、IOCが費用を負担する考えを示した。

終了後の記者会見で、森会長は「議論を尽くし、多くの人の共感を得たい」と話した。会見では大会時に選手と接触する大会関係者について2メートルの間隔を確保する方針や、「偽陽性」の可能性も考慮に入れた再検査の実施を検討することなども明らかにされた。

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