日銀大分支店、景気判断据え置き 4カ月ぶり

日銀大分支店は18日発表した11月の県内景気動向で、総括判断を「引き続き厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」とし4カ月ぶりに据え置いた。個別8項目も10月は引き上げた個人消費と観光のほか、鉱工業生産や労働需給なども含むすべてを据え置いた。鈴木淳人支店長は「明らかに持ち直しの方向にある半面、判断を変更するまでの動きはなかった」と説明した。
鈴木支店長は消費刺激策の「Go To トラベル」や「Go To イート」について「こうした応援施策が効果を発揮すれば、県内景気が厳しい状況を脱することを期待できる」とも指摘。新型コロナウイルスの感染再拡大は「予断を許さない」とし、「家計や消費マインド、企業収益などへの影響をしっかり見ていく」と強調した。
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