大学、対面と感染防止の両立に苦心 対策は手探り
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新型コロナウイルスの感染が各地で再び急増するなか、大学が対面授業の拡大に苦心している。授業参加者を絞るなど手探りで3密回避を進めるがクラスター(感染者集団)は頻発。対策に充てる資金が乏しい大学もある。質の高い教育と感染対策を両立できるかが大学の評価を分けそうだ。
「もっと思い切って彫り込んでいいですよ」。桜美林大の佐善圭准教授が学生の彫っていた木の模型を手に取り、自ら彫刻刀を持った。立体造形を学ぶ...
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