対顧客利益、3割が赤字 九州・沖縄の地銀20行
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新型コロナウイルスが九州・沖縄の地方銀行の稼ぐ力に影を落としている。地銀20行の2020年4~9月期の単体決算は、貸出金は前年同期比で8%伸びたが、基盤である貸し出しなどの顧客向け業務による利益は5%減り、3割の銀行は赤字となった。政府が再編圧力を強めているだけに、生き残りには本業で稼ぐ力の強化が欠かせない。
4~9月期はコロナで経営が悪化した取引先の資金繰り支援により、九州・沖縄の地銀は貸出金を...
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