外相、呼称変更を否定 「自由で開かれた」巡り
茂木敏充外相は18日の衆院外務委員会で、菅義偉首相がインド太平洋政策を巡り「自由で開かれたインド太平洋」でなく「平和で繁栄したインド太平洋」と発言したことに関し、政府として呼称は変更していないと強調した。
「自由で開かれたインド太平洋の実現を通じて地域の平和と繁栄に向けた取り組みを主導していく日本の立場を、首相はコンパクトに表現したのではないか」と述べた。
質問した国民民主党の山尾志桜里氏は、違う言葉を使うと外交姿勢が変化したと誤解されるとして、呼称の統一を徹底するよう要求。茂木氏は「呼び方を変えたわけではない。無意識でも『自由で開かれた』と言うのではないか」と応じた。
〔共同〕