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メディカロイド、国産初の手術支援ロボ公開

川崎重工業と検体検査機器大手のシスメックスが折半出資するメディカロイド(神戸市)は18日、8月に製造販売承認を取得した国産初の手術支援ロボット「ヒノトリ サージカルロボットシステム」を報道陣に公開した。まず泌尿器科から適用し、消化器外科、産婦人科や呼吸器外科などに利用を広げる。早くて2022年にも欧米などグローバル展開を始めるほか、データを活用し将来的には一部を自動化することも検討する。

「4番アームの鉗子(かんし)を抜いてください」――。18日、メディカロイドは医師が手術支援ロボットで鉗子と呼ばれる手術器具を自由に操るデモを公開した。同システムは手術器具などを持たせる4本の腕を持つロボットなどで構成。手術台の隣に設置して使う。デモではコミュニケーションをとりながらきめ細かく縫合する医師の様子を再現して見せた。

同日記者会見したメディカロイドの浅野薫社長は、「将来的には手術の一部を自動化できるようになる」と自信を見せた。次世代通信規格「5G」を活用した遠隔手術も視野に入れている。

国内では手術支援ロボットは、米インテュイティブサージカルの「ダビンチ」が先行し、国内市場もダビンチがほぼ独占してきた。メディカロイドは産業用ロボットで実績のある川重の技術を応用し、国内で開発・生産することでより「川重の強みである顧客のニーズに合った製品開発やサービスサポートを進める」(川重の橋本康彦社長)。

大きさをダビンチよりもコンパクトに抑えることで、専用の手術室がいらないよう設計し、様々なパッケージを用意し、価格も抑える。グローバルの手術支援ロボの市場は30年には20年比3.6倍の2兆円規模になるとみられる。メディカロイドはヒノトリの販売拡大や手術のデータベース蓄積、自動化などを進め、30年には国内外で1千億円の売上高を目指す。

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