ガソリン価格、9週連続下落
4カ月ぶり安値、卸値の引き下げが浸透
資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週比0.4円安い1リットル132.5円だった。これまでの石油元売り各社による卸値の引き下げが小売価格に浸透し、9週連続の下落となった。約4カ月ぶり安値圏にある。
東京など38都道府県が値下がりした。値上がりは愛知などの3県だった。広島など6県が横ばいだった。
最高値は大分の1リットル143円で最安値は宮城の同125.1円だった。
原油相場は前週に比べ水準を切り上げた。新型コロナウイルスのワクチン開発の進展期待から、経済活動の拡大に伴う原油需要の回復の観測が強まったためだ。原油の調達コスト上昇を背景に元売り各社は今週、卸値を1リットル2.5円引き上げると系列の給油所に通知した。
ガソリン価格の調査を担う石油情報センターは「来週は値上がりする」とみている。
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