岡山芸術交流、2022年秋に第3回開催
岡山市内で2019年秋に現代アートの国際イベント「岡山芸術交流」を開催した実行委員会は17日、2022年秋に3回目を開催することを決めた。16年の前々回や前回と同様、岡山市中心部に徒歩で回れる複数会場を設定、22年9月下旬から11月下旬の約50日間開催する。アーティスティックディレクターには、アルゼンチン生まれの美術家、リクリット・ティラヴァーニャ氏が選任された。

岡山芸術交流実行委員会は岡山市や県、カジュアル衣料大手ストライプインターナショナル(岡山市)オーナーの石川康晴氏が理事長を務める石川文化振興財団など14団体で構成する。前回と同様、総合プロデューサーは石川康晴氏が務めることも決まった。
19年の岡山芸術交流は延べ約31万1700人が来場、16年の第1回(同23万4000人)を大幅に上回り、経済波及効果22億6800万円(16年20億4800万円)、パブリシティ効果13億9400万円(同12億600万円)といずれも第1回を上回った。
会合では、19年の岡山芸術交流を国内外のアートファンらから高い評価を受けたが「難解だ」などの声も多かったと総括。岡山市の1月の地元市民アンケートで約7割が来場しなかった結果などが紹介され、次回に向けて課題とされた。