「持ち合いの山」動くか 含み益拡大、投資家も解消要求
証券部 野口知宏
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株式市場で持ち合い株(政策保有株)への関心が改めて高まってきた。日経平均株価の29年ぶり高値更新で売却の環境が整ってきたうえ、投資家の監視の目が一段と強まる方向で、持ち合い解消の機運が広がっているためだ。資産効率の改善を阻んできた「持ち合いの山」が崩れ、日本株の魅力向上につながる可能性がある。
「株高で含み益がかなり出ているだろう」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の原口右京氏は指摘する。持ち合...
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