小学3年生がITパスポート試験合格 最年少記録更新
情報処理推進機構(IPA)は16日、情報処理技術者試験の一区分である「ITパスポート試験(iパス)」の合格者を発表した。8歳の小学3年生が合格し、これまでの最年少記録である9歳を3年ぶりに更新したと発表した。
IPAはiパスを「IT(情報技術)を利活用するすべての社会人、これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」と位置付ける。これまでの最年少合格者は2017年7月度に合格した2人の9歳(小学4年生)だった。iパスを開始した09年4月から20年10月までで12歳以下の応募者数は208人で、合格者数は44人という。
デジタルトランスフォーメーション(DX)に注目が集まるなか、iパスの応募者数は年々増加している。IPAはパソコンで出題・回答する「CBT方式」でiパスを通年で随時実施している。20年10月度は受験者数が約1万1900人、合格者数は約6900人、合格率は57.9%だった。
(日経クロステック/日経コンピュータ 中島募)
[日経クロステック 2020年11月16日掲載]