SDGsの取り組みが進んでいる企業は?

ここが気になる
SDGsは経済や社会、環境などについて地球規模で取り組むべき目標として2015年に国連が設定しました。「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」をはじめとする17のゴールで構成されています。SDGsの目標を自社の事業や社会貢献活動と関連付けて経営指針に取り入れる企業が増えています。
総合的に最も取り組みが進んでいると評価されたのはキリンホールディングス(HD)、コニカミノルタ、リコーでした。そのうちリコーはサプライヤーと一体となって2030年までにCO2排出量を20%減らす目標を掲げています。オムロンは既にCO2を2割減らしています。4つの事業所で太陽光発電設備を新設し、再生可能エネルギーを使った生産に切り替えたといいます。サッポロHDはビールの製造工程で発生する排熱を利用しCO2を2割減らしました。
気候変動への意識は今後も高まっていくとみられます。調査では20年度についても3社に1社が19年度よりCO2排出を減らすとの見通しを示しています。また資源の有効活用や生態系の保全を事業の機会と捉える企業も増えています。さまざまなアプローチからSDGsの取り組みが進んでいくことを期待したいです。
- 【詳しく知りたい人へ】
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。環境に後ろめたい気持ちで暖房をつけている。

日本経済新聞が最も大切にしている「朝刊1面」を中心に、経済ニュースをわかりやすくお届けします。
なぜこのニュースが大切なのか、インパクトはどこまで及ぶのか。
学生、若手社会人向けにニュースの背景を読み解くポイントをお伝えします。
動画で解説 日経電子版活用法
経営コンサルタントの小宮一慶氏が電子版活用法を動画で解説。より深くニュースを読み解くヒントが満載です。
>>日経電子版 活用動画