/

SDGsの取り組みが進んでいる企業は?

2020年11月17日の日本経済新聞朝刊1面に「オムロンなど二酸化炭素2割減」という記事がありました。日本経済新聞社は国内731社についてSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを調査しました。どのような企業でSDGsの取り組みが進んでいるのでしょうか。

ここが気になる

SDGsは経済や社会、環境などについて地球規模で取り組むべき目標として2015年に国連が設定しました。「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」をはじめとする17のゴールで構成されています。SDGsの目標を自社の事業や社会貢献活動と関連付けて経営指針に取り入れる企業が増えています。

総合的に最も取り組みが進んでいると評価されたのはキリンホールディングス(HD)、コニカミノルタリコーでした。そのうちリコーはサプライヤーと一体となって2030年までにCO2排出量を20%減らす目標を掲げています。オムロンは既にCO2を2割減らしています。4つの事業所で太陽光発電設備を新設し、再生可能エネルギーを使った生産に切り替えたといいます。サッポロHDはビールの製造工程で発生する排熱を利用しCO2を2割減らしました。

気候変動への意識は今後も高まっていくとみられます。調査では20年度についても3社に1社が19年度よりCO2排出を減らすとの見通しを示しています。また資源の有効活用や生態系の保全を事業の機会と捉える企業も増えています。さまざまなアプローチからSDGsの取り組みが進んでいくことを期待したいです。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は11月17日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。環境に後ろめたい気持ちで暖房をつけている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

朝刊1面を読もう

日本経済新聞が最も大切にしている「朝刊1面」を中心に、経済ニュースをわかりやすくお届けします。

なぜこのニュースが大切なのか、インパクトはどこまで及ぶのか。
学生、若手社会人向けにニュースの背景を読み解くポイントをお伝えします。


動画で解説 日経電子版活用法

経営コンサルタントの小宮一慶氏が電子版活用法を動画で解説。より深くニュースを読み解くヒントが満載です。
>>日経電子版 活用動画

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません