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滴滴、配車サービス専用EV、BYDと共同開発

【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行(ディディ)は16日、世界初となる配車サービス専用の電気自動車(EV)を発表した。中国自動車大手の比亜迪(BYD)と共同開発し、BYDが製造を請け負った。スマートフォンのように設計と製造を分業する体制がEV分野でも進みそうだ。

滴滴が開発した配車サービス専用の電気自動車(16日、北京市)

配車サービス専用のEV「D1」は、滴滴が主導して共同開発した。配車サービスでの使い勝手を優先し、運転手を監視するシステムや、利用者とのやりとりが簡単にできる機能、音声や画像を解析する仕組みなどを搭載したという。

自動緊急ブレーキなど「レベル2」相当の運転システムを搭載し、安全性を高めた。1度の充電での走行距離も業界の最高レベルを実現したという。乗客が乗り降りに使うドアはスライド式を採用し、開閉時に自転車や電動バイクとの衝突を防ぐようにした。

専用EVの製造はBYDの中国国内の工場が請け負う。滴滴のアプリを使って配車事業を手掛ける企業やリース会社向けに提供する。滴滴は2025年をメドに100万台規模の利用を目指す。

滴滴は中国の配車サービスで圧倒的なシェアを持つ。海外でもサービスを提供し、利用者は5億5千万人を超える。滴滴の程維・最高経営責任者(CEO)は16日の記者会見で「渋滞問題や環境対策には自動車を『所有』から『利用』に転換すべきだ」と主張した。

滴滴は18年に自動車メーカーと協力して低コストのEVを共同開発する構想を発表した。滴滴の利用者の走行データなどを人工知能(AI)で解析して利用者の要望を把握し、製造コストを半減する専用EVの開発を目指していた。

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