岡山・出雲・広島巡る遊覧飛行チャーター便 日航など
運休中の国際線機材使い

日本航空と農協観光は16日、コロナ禍で運休している国際線機材を使い岡山、出雲、広島の3空港を発着する遊覧飛行のチャーター便を就航すると発表した。名所巡りなどと組み合わせ、近場を観光するマイクロツーリズム需要を取り込む狙い。日航が隣県観光向けに、日帰りのチャーター便を運航するのは初めてという。
チャーター便を活用したツアーは来年1月24日に実施する。機材は近距離アジア路線用のボーイング737(定員144人)を使用。まず岡山発の便から始め、瀬戸内海上などを1時間遊覧飛行して出雲空港に着陸、参加者は出雲大社参拝に向かう。
この間に同機材は、広島主要観光地を巡る出雲発ツアー客を乗せて隠岐諸島と大山上空を遊覧、広島空港に向かう。続いて広島発の参加者を乗せて瀬戸内海上を遊覧飛行し、広島空港に戻る。
そこで名所観光を終えた出雲発のツアー客を乗せて出雲空港へ戻り、さらに岡山発ツアーの帰路便とする。
料金は眺望を楽しみにくい通路側席は低く抑える。GoToトラベルキャンペーンなどの活用で最安値は8800円(広島発着)、1万5800円(岡山発着)に設定した。