リクルートHDの純利益最大48%減 21年3月期
リクルートホールディングスは16日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が930億(前期比48%減)~1182億円(同34%減)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で米国の求人サイトの広告収入や国内の宿泊予約サイトなどの利用が振るわない。
売上高にあたる売上収益は10%減の2兆1496億円~6%減の2兆2446億円を見込む。米国で展開する求人サイト「インディード」の広告が不振なほか、国内でも宿泊予約サイト「じゃらん」や結婚情報サイト「ゼクシィ」などの自社サイトが苦戦する。
政府の消費喚起策「Go To トラベル」の恩恵で旅行分野は回復しつつあるものの、結婚関連などの改善には時間がかかるとみる。人材派遣事業の下期(10月~21年3月)の売上収益も国内は5~10%減、海外が8~12%減になる。
関連キーワード
関連企業・業界