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ヨークベニマル、小型店を本格展開 都市部に的

食品スーパーのヨークベニマルは売り場面積が1000平方メートル弱の小型店を本格展開する。小型店は同社の標準的な店舗の半分ほど。2021年2月期中に宇都宮市に新タイプの店をつくり、来期には仙台市にも新店をつくる。住宅地に比べ手薄だった都市部の空白地帯を埋めることを狙う。

主力の生鮮食品は肉や魚などをさばいてパック包装するための調理場が必要で、温度や湿度を管理する専用の陳列設備も欠かせない。設備にコストがかかる一方で他社との競争から利幅は限られるため、同社は「フォーマット」と呼ぶ効率的なレイアウトを定め、各店で共通化する方針をとっている。

小型店を展開するうえで大型店のフォーマットを単純に小さくするだけでは、設備や人員の効率が大幅に下がることがネックになっていた。

ヨークベニマル安積町店の代替の小型店(福島県郡山市)

18年、仙台市若林区に「ヨークマルシェ」という名称の実験店を開設。今年10月には改装のため休業した安積町店(福島県郡山市)の隣に、マルシェのレイアウトや商品構成を大幅に見直した小型の代替店をオープンした。同店は来店客の反応が良く、運営効率も改善し、小型店の採算を確保するメドがついたと判断した。

ヨークベニマルの店舗数は現在232。ここ数年、毎年10店前後を開業しており、小型店をバリエーションの一つとして追加する。住宅地や郊外の幹線道路沿いは従来の2000平方メートル前後の店を展開し、オフィスや住宅が混在する地域や駅の近くなどでは小型店を出す方針だ。出店地域は福島、宮城、山形、栃木、茨城の5県を維持したまま店舗の密度を高める。

小型店が想定する顧客層は従来の店舗と同じで、商品の価格帯も同水準になる見通し。パック入りの総菜や調理麺などは子会社のライフフーズ(郡山市)からの供給を組み合わせる。

子育てを終えた世代が駅近くのマンションに転居するなど都市部に住民が回帰する動きがある。小型店でこうした需要の取り込みを目指す。

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