後発薬の普及8割時代 沢井製薬などの生き残り策は
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医療費を抑制したい政府の後押しで急拡大してきた後発薬市場が転機を迎えている。後発薬の使用率は政府目標の80%に迫り、これ以上の市場拡大は見込みにくい。後発薬メーカー各社の海外展開は苦戦し、薬価改定など制度的な逆風も続く。各社は新薬開発やデータ分析などの新規事業に活路を求めはじめた。
「国頼み」での拡大は期待できず
政府は「2020年9月までに後発薬の使用割合を80%とする」と目標を掲げ、後発薬を使えば診療報酬が高まるなどの優遇策...
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