新年一般参賀見送りへ 宮内庁
宮内庁が毎年1月2日に皇居で行われる新年一般参賀について、新型コロナウイルス感染拡大の影響から2021年の開催を見送る方向で調整していることが16日、関係者への取材でわかった。
新年一般参賀は天皇、皇后両陛下や皇族方が皇居・宮殿のベランダに立ち、陛下が新年のお言葉を述べられる正月の恒例行事。20年は約6万8700人が訪れた。一般参賀は不特定多数の人が密集する行事で、感染拡大が懸念されたことから今年2月の天皇誕生日一般参賀も取りやめていた。
新年一般参賀が行われないのは、昭和天皇死去を受けて開催を見送った1990年以来となる。