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野口さん搭乗の民間宇宙船打ち上げ成功 米スペースX

(更新)
15日、クルードラゴンに向かう野口聡一さん(米フロリダ州のケネディ宇宙センター)=AP

【ワシントン=鳳山太成】日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが搭乗する米スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」が15日、打ち上げに成功した。民間企業が開発を主導した新型宇宙船の運用1号機となる。日本が頼ってきた米国の有人輸送手段が名実ともに復活する。

米東部時間15日午後7時27分(日本時間16日午前9時27分)、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから大型ロケット「ファルコン9」で打ち上げた。野口さんと米国人飛行士3人が乗り込んだ。国際宇宙ステーション(ISS)に16日夜(同17日午後)に到着し、半年間滞在する予定だ。

野口さんの宇宙飛行は2005年7月に米スペースシャトル、09年12月にロシアのソユーズ宇宙船に乗って以来3回目。日本は宇宙開発で最も重要な協力相手である米国に有人飛行で再び頼れるようになる。星出彰彦さんも21年春にクルードラゴンに搭乗する予定だ。

米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領は「米航空宇宙局(NASA)とスペースXに祝意を表する」とツイッターに投稿した。

クルードラゴンを手掛けたスペースXは、米テスラの最高経営責任者(CEO)でもある起業家のイーロン・マスク氏が設立した。20年5月に2人を乗せて新型船の試験飛行に成功した。今回の打ち上げから正式運用の段階に入る。野口さんは新型船に初めて乗り込む外国籍の飛行士となった。

15日、ケネディ宇宙センターから打ち上げられたファルコン9ロケットの航跡=AP

米国は再び自前の有人輸送手段を確保した。開発・運用主体をNASAから企業に移してコスト削減をめざす、新たな有人宇宙開発の時代に入った。

米国は2度の事故で運用費が膨らんだシャトルを11年7月に退役させて以来、ロシアのソユーズ宇宙船に飛行士の輸送を委託してきた。ロシアの独占市場となって、輸送費用がここ10年で3倍以上に膨らんでいた。

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