/

アップルも一目、ビデオ会議アプリ「mmhmm」が登場

アップルが11月10日に開催したM1搭載Macのオンライン発表会に登場したリービン氏 (出所:アップルのオンライン発表会をキャプチャーしたもの)
日経クロステック

米エバーノートの共同創業者で元最高経営責任者(CEO)のフィル・リービン氏が手掛ける新しいビデオコミュニケーション用アプリ「mmhmm(ンーフー)」のMac版が正式にリリースされた。mmhmmが現地時間の12日にブログで発表した。これまでは限定ユーザー向けのベータ版だった。著名な米ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタルがすぐに出資を決断するなど、投資家からの注目を集めている。技術者からの関心も高く、ベータ版リリース後に著名なソフトウエア技術者である中島聡氏が加わった。米アップルの新型Macのオンライン発表会にも登場するなど、一目を置かれている。

mmhmmは、「Zoom(ズーム)」や「Google Meet(グーグルミート)」といったビデオ会議アプリなどでの利用に向けたもので、多様な背景の設定やプレゼンターの縮小・拡大など柔軟性が高く、視聴者の注目を集めるプレゼンを制作したり、ビデオ会議を実施したりできる。例えばビデオ通話中に、スライドや写真、動画などのさまざまな背景を、自分(話し手)の後ろ側に配置したプレゼンが可能になる。「Copilot(コパイロット)」と呼ぶ機能を使えば、離れた場所にいる2人が連携しながら講演可能だ。すなわちmmhmmは、退屈になりがちなビデオでのコミュニケーションを楽しくするためのツールである。

リリース時に新機能として、インタラクティブなコミュニケーションがとれる「Big Hand mode(ビッグハンドモード)」を導入した。カメラでジェスチャーを認識し、手や指の状態を強調したようなビジュアルを重ねて、相手に自分の意思を分かりやすく伝えることができる。視覚的に楽しみながらコミュニケーションを図れる。この機能は現時点で、米アップルの新パソコン基本ソフトmacOS「Big Sur」と「M1」プロセッサーを搭載した新型Macだけで動作する。そのため、目玉アプリの1つとして、アップルが11月10日に開催したM1搭載Macのオンライン発表会に、mmhmmの画面とリービン氏が登場していた。

「ビッグハンドモード」を実装(出所:mmhmm)

mmhmmはいわゆる「フリーミアム」型で、基本機能を利用できる無料プランと、豊富な機能(「プレミアムツール」)を利用できる有料プランがある。月額9.99ドル(日本では1100円)、年額プランで99.99ドル(同1万1000円)である。教育機関の学生や教員に対しては、有料プランを1年間、無料で提供する。

このほか、「mmhmm クリエイティブサービス」と呼ぶサービスも始める。これは、イベント主催者や法人などに向けて、mmhmmを使ったコンテンツの制作支援やプレゼンの訓練などを行うものである。

Windows版も開発中。いずれ、ベータテストを始める予定だという。

(日経BPシリコンバレー支局 根津禎)

[日経クロステック2020年11月13日付の記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン