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日経平均大幅反発、500円超高 ワクチン期待で世界株高、29年ぶり高値再び更新

(更新)

16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前週末比521円06銭(2.05%)高の2万5906円93銭で終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感から世界的に株高の流れが強まった。国内の7~9月期の経済成長率が大幅に改善したことを受け、リスクを取りやすくなった投資家による買いが集まり、幅広い銘柄が上昇した。

日経平均は前週末に上昇した米株式相場の流れを引き継いで高く始まった。取引開始前に発表された7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率で21.4%増と、4期ぶりのプラス成長となった。「日本経済は4~6月期を底に回復基調にある」との確信を強めた投資家による買いが入った。日本など15カ国が15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名したことを背景に、関税撤廃率が高まって輸出が増加することへの期待感も相場を後押しした。

日本時間16日日中の米ダウ工業株30種平均の先物相場が堅調に推移し、上海総合指数などアジアの株式指数も上昇。積極的に運用リスクを取る「リスクオン」の姿勢は午後に一段と強まり、終値としては1991年6月以来、約29年ぶりの高値を再び更新した。一日の上げ幅は今年6月16日(1051円)以来の大きさ。

バリュー(割安)株への物色が強まった。業種別では海運と空運がとりわけ大きく上昇し、鉄鋼や銀行なども上げた。

足元で新型コロナウイルスの感染の再拡大が世界的に進んでいるが、市場では「経済活動との両立を目指す動きもあることから、春先と比べ投資家は冷静に対応している」(国内証券)と楽観的な反応が目立った。

JPX日経インデックス400は反発。終値は前週末比260.82ポイント(1.69%)高の1万5665.68だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、28.59ポイント(1.68%)高の1731.81で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆6689億円。売買高は14億749万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1703と、全体の約8割を占めた。値下がりは425、変わらずは48銘柄だった。

前週末に株主還元策を発表した日本郵政T&Dが大きく上昇した。ファストリ東エレクソフトバンクグループアドテストも上げた。一方、エーザイやトレンド、オリンパスが下げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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