官房長官、拉致解決「米国と緊密に連携」 新潟で集会
拉致問題担当相を兼務する加藤勝信官房長官は15日、新潟市内で開いた北朝鮮による日本人拉致問題に関する集会に出席した。拉致被害者全員の早期帰国を実現するのは菅政権の最重要課題だと強調した。「米国をはじめ、関係国と緊密に連携して全力を尽くす」と述べた。
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて15日で43年になる。加藤氏は「家族も拉致被害者本人も高齢となるなか一刻の猶予もない。あらゆるチャンスを逃さず全力で取り組む」と語った。
菅義偉首相は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と条件をつけずに会談する用意があると説明する。12日には米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領と電話し、拉致問題解決への協力を求めた。