パナソニック、デジタル対応急務 売上高30年前と同水準
岐路に立つパナソニック(上)
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パナソニックは2021年6月、楠見雄規常務執行役員(55)が昇格し9年ぶりに社長交代する。12年6月に就任した津賀一宏社長(64)は古いパナソニックから決別を宣言したが、構造改革に終わりが見えない。世界で競争力を持つ製品・サービスが限られる中、業績を支えるのは伝統的な国内の家電ビジネスなどだ。デジタル時代の競争を勝ち抜くには、事業を絞り込むと同時に内向きな企業風土を克服することが欠かせない。
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