/

カナダ、香港移民の受け入れ拡大へ 中国と緊張高まる

(更新)
カナダのトルドー首相(左)とメンディチーノ移民相(右)は香港人の留学や就職を後押しする=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダが香港の若者の移民受け入れを拡大する。大学などを卒業した香港出身者に3年有効の就労許可申請を認め、一定の条件で永住権の取得に門戸を開く。香港国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まり強化に対応した措置で、中国当局との緊張が高まりそうだ。

カナダのメンディチーノ移民相が12日、香港の若者のカナダでの留学や就職を後押しすると明らかにした。大学や高等学校を最近卒業した香港出身者は、雇用主や職種の制限がない就労許可を申請できる。有効期間は3年。カナダで1年以上就労経験を積めば、永住権の申請や家族の呼び寄せも可能になる。

足元で申請が増えている留学ビザも処理を迅速にし、受け入れ人数を増やす。すでにカナダ国内にいる香港人も永住しやすくする。亡命申請が却下された人も、香港に送還されることで身の危険がある場合は再審査の請求を認める。

新たな受け入れ制度の導入は、国安法に基づく取り締まり強化により、香港の人権状況が悪化していることが背景にある。11日には香港の独立を支持したり、中国政府の香港への権限行使を拒んだりした香港立法会(議会)の民主派議員4人の議員資格が香港政府に剥奪された。反発した香港民主派議員15人が抗議のために集団辞職すると表明した。

メンディチーノ移民相は記者会見で「中国の国際社会への義務に反し『一国二制度』を損なう。深く憂慮している」「基本法を無視し、香港の人々の人権をむしばんでいる」などと批判した。10月には中国の叢培武駐カナダ大使が、カナダに香港のデモ参加者を受け入れないよう警告。トルドー首相が「中国の強制的な外交は容認できない」と反発していた。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン