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ナゴルノ紛争「戦闘完全に終結」 ロシア大統領確認

【モスクワ=石川陽平】ロシアのプーチン大統領は13日、ロシアの仲介で9日に完全な停戦で合意したアゼルバイジャンとアルメニア間のナゴルノカラバフ紛争について「砲撃と軍事衝突は完全に停止された」と述べ、戦闘が終結したことを確認した。今後はロシアによる平和維持部隊の派遣と国際的な人道支援で地域情勢の安定を急ぐ。

13日、平和維持活動のため、ナゴルノカラバフ地域に向かうロシアの装甲車=AP

アゼルバイジャン領内でアルメニア系住民が独立を主張するナゴルノカラバフ地域を巡っては、9月27日に戦闘が再燃した。11月9日深夜にロシアの仲介で双方が10日から完全に停戦することで合意し、3カ国首脳が共同声明を発表した。1カ月以上に及ぶ戦闘は事実上、アゼルバイジャン側の勝利に終わった。

停戦合意により、ロシアは2000人近い平和維持部隊を現地に派遣した。停戦監視センターを設け、ロシアだけでなくトルコも監視業務に加わることになった。プーチン大統領は13日、紛争再燃による死者数は非戦闘員も含めて4000人以上に、負傷者は8000人以上にそれぞれ達したと述べた。

プーチン大統領はまた、今回の紛争再燃で何万人もの住民がアルメニア領内に脱出し、家屋や道路などインフラも破壊されたとして、ロシア政府内に人道問題対策センターを設けるよう指示した。国連など国際機関とも連携して復興支援にあたる考えを明らかにした。

アルメニアの首都エレバンでは停戦合意が明らかになった10日以降、「降伏に同意した」としてパシニャン首相の辞任を求める市民や野党勢力の抗議デモが続いている。多くのナゴルノカラバフ住民が流入しており、経済・社会情勢の悪化に拍車がかかる懸念も出ている。

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