BASEの1~9月 9億4900万円の最終黒字
個人向け電子商取引(EC)サイト製作のBASEが13日発表した2020年1~9月期の連結決算は、最終損益が9億4900万円の黒字(前年同期は2億8300万円の赤字)だった。新型コロナウイルス禍による外出自粛を背景に、店舗のオンライン化や巣ごもり消費が加速し、ECサイトの開設数が伸びた。
売上高は前年同期比2.2倍の59億円。ECサイトの開設需要は1~6月に比べやや落ち着いたものの、新規開設数はなお前年同期を上回る水準で推移。ECサイト開設事業の売上高は前年同期比2.4倍と好調だった。オンライン決済事業も増収だった。営業損益は11億円の黒字(前年同期は2億8000万円の赤字)だった。
20年12月期の通期見通しは従来予想を据え置いた。売上高は前期比95~110%増の75億~81億円の見通し。最終損益は5500万円の赤字~3億9400万円の黒字(前期は4億5900万円の赤字)を見込む。新型コロナの影響で不透明感が強く、幅を持たせた。
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