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ウッズ68の好発進、初の初日ノーボギー マスターズ

秋色の2番パー5でグリーンを狙ったウッズの引き締まった体形が目立つ=ロイター

12日開幕したゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントの第1ラウンドは日没サスペンデッドとなった。ジャック・ニクラウスの大会最多6勝に並ぶ連覇をめざすタイガー・ウッズ(ともに米国)はマスターズで自身初の初日ノーボギーを達成、68の好発進。ホールアウトした選手では65で首位のポール・ケーシー(英国)と3打差につけ、松山英樹、18年王者のパトリック・リード(米国)らと並んだ。

4バーディーの68はウッズにとって23回目となるマスターズの初日で、2010年に次ぐ2度目の60台であり、自己ベストタイのスコア。もっとも、ウッズの初日のラッキーナンバーは「70」。過去5回の優勝のうち昨年を含む4度を70で滑り出している。

「全部うまくいった。ドライバーもアイアンもパットも。唯一のミスは8番(パー5の第3打の)ウエッジショット。間違ったグリーンの段に打ってしまった」。精悍(せいかん)な表情、締まったおなか回りといい、3週前のZOZOチャンピオンシップで72位と出場選手中、下から4番目だったときとは見違えるような44歳の姿があった。

スタート30分前、雷雨による約3時間の競技中断に見舞われた。入れ込みすぎたブライソン・デシャンボー(米国)は自慢のドライバーが大暴れ。練習ラウンドではピッチンウエッジで第2打を打ったという13番パー5で痛恨のダブルボギーをたたき、それを取り戻すのに一日を費やした。

ウッズは終始、落ち着き払っていた。13、15番の2つのパー5を定石通りに攻め、16番パー3は昨年の最終日を思わせるホールインワン寸前の快打。折り返して1番パー4でこの日4個目のバーディーパットを仕留めると初日から右拳をぐっと握るガッツポーズまで飛び出した。

両側に列をなすパトロンがいない18番ホールでティーショットを放つウッズ=AP

史上初の秋開催、日没が早まるのに合わせて、1、10番の2カ所スタートとなったことも、ラフの芝が思ったより長いことも、パトロン不在の風景といい、すべてが初めてづくし。ベテランは慌てない。この日も地元出身で1987年の王者、62歳のラリー・マイズが70をマークした。

ウッズは語る。「若くしてマスターズに勝ち、毎年ここに来ては過去のチャンピオンとたくさんの練習ラウンドをし、このコースのプレーの奥義を習得した。それを知っていればジャック(ニクラウス)がそうだったようにキャリアの後半であろうとオーガスタでは十分優勝を争えるんだ」

優勝を引き寄せる初日の「70」はあくまで春のマスターズでの話。秋開催の「68」を新たな幸運の数字とすることができるか。ノーボギーの安定した内容がスコア以上の輝きを伴っている。

(串田孝義)

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